

いつもありがとうございます!
はぴねすの阿部です。
今日は『DIRフロアタイム』について、お話したいと思います。
私たちはぴねすの療育を話す中で時々ワードとして出てくるDIRですが、正しくは『DIRフロアタイム』と言います。
『DIRフロアタイム』とは、アメリカの小児臨床心理士スタンリー・グリンスパンと心理学者セレナ・ヴィーダーによって作られたモデルです。
子どもの発達レベルを診断し、総合的な早期プログラムを作るために使用されており、最近では発達障害を持つ子どもの療育プログラムにも適応されてきてます。
『D』[developmental] = 発達に応じた
『I』[individual differences] = 個人の能力に応じた
『R』[relationship based] = 関係性のベース
フロアタイム → 上記のDIRに基づき、発達レベルをあげるための療育プログラムの手法
ということなのですが、ちょっと専門的で難しいですね。
簡単にお話しすると、
人は誰でも1人1人感じ方やそれを処理する能力が違い、発達レベルも様々である。また、関係性のベースとなる「人との関わり」と「感覚情報」を大切にしていくも重要です。
だからこそ、療育にはその子ども1人1人に合った伝え方や説明が必要であり、感覚や興味に寄り添い、共に感じる人の存在が大切ということです。
特に自閉症スペクトラムを持つ子どもは特定の感覚情報に敏感であったり、鈍感であることが多いです。また、情報処理がうまく行われずに、身体をどのように動かせばいいか良いのかを上手くつかめないことが多いのです。
『DIR』の視点での療育は、子ども達の興味や関心を大切にし、そこから他の興味へつなげることや、遊びを通して職員や他児童と信頼関係を作っていっています。
今日も質の高い療育を目指しながら、子ども達と同じ目線で楽しく過ごしていきたいと思います。