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【感覚統合】教科書の音読で、文字や行を読み飛ばしてしまうこと、書き写すことに時間がかかったり、嫌がります。なぜでしょうか?

2017.10.06 | Category: 未分類

このような行動の背景には子どもによっていろいろなことが考えられますが、初めに視覚情報を正確に効率良く捉えるためには、眼球運動が正常に働いていることが前提となりますので、まずその視点から考えてみます。

 

眼球運動はいくつかのタイプに分けることができ、多くは反射的なものです。一つ目は頭部が動く時に外界の像を網に一定の状態で保つ「前庭動眼反射」で、二つ目は、動くものを見るときに起きる「視運動性眼振」です。これらは、対象を意識して見る時、対象となる像を網膜の中心に保持するのに役立っています。また、素早く対象物に目をやる衝動性眼球運動や動くものを目で追う追従性眼球運動、近づいてくるものや遠ざかっていくものを両目で見る輻輳・開散運動もあります。この中で、本を読むときには、衝動性眼球運動や追従眼球運動が中心に行われる必要があります。この運動が正確にできないと読み飛ばしが増えたり、読んでいる場所を見失ってしまったり、書き写す場所がわからなくなってしまい、作業効率が落ちてしまうのです。

 

こうした眼球運動の問題以外にも、文字があちこちに飛んで見えたり、文字と紙の色のコントラストが大きいと文字が見えにくい子どももいます。このような子どもも書き写しは苦手になります。また視覚認知がうまく機能していないと、文字を判別できなかったり、記憶しておけなかったりします。例えば、空間関係が理解できていないと「め」と「ぬ」というような似た文字を見分けられず読み間違えたり、「い」「こ」「く」「へ」など似たような文字の方向が理解できず、書き間違えたりします。

では、どのように援助してあげればよいのでしょうか。眼球運動の問題が大きいようなら、感覚統合に指導ではブランコや滑り台などで遊びながら、前庭動眼反射の働きを整えることから始めることがよくあります。滑り台を滑り降りながら途中で先生とハイタッチをするなど、子供の動きながら回りのものを注視するように促すことで、前庭動眼反射を使って眼球がスムーズに動く練習をするのです。その次には、ゆっくり動くものを見る遊び、例えば風船バレーやシャボン玉のような遊び、そして宝探しから、次第にボール遊びのような素早い目の動きを必要とする遊びへと進めていきます。

 

学校での工夫としては、部屋を暗くして天井にレーザーポインターで図形や文字を描いてそれを当てるゲームをしたり、漢字の書き順を教える時によく使う「空書」で文字あてクイズをするももよいかもしれません。指を使ってのたどり読みや、文章の横や下に線を引く、読む行だけが見えやすいように工夫するなどもよいでしょう。

 子どもの理解と援助のために感覚統合から引用

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